インフルエンサーとは、世間に与える影響が大きい人物や物事のことを言い、影響や感化の意味を持つ英語influenceが語源となっています。近年では特にインターネットマーケティングの分野で使われており、ブログや動画サイト、SNSなどの消費者発信型メディアであるCGMにおいて、他のユーザーへの口コミの影響力が大きい人物のことをインフルエンサーと呼びます。タレントやスポーツ選手といった有名人や、専門家、人気ブロガーがこれに該当し、その人物が発信した情報が大きな宣伝力を持つようになりました。企業がインフルエンサーを活用して自社利益のために良質な口コミを広げる事をインフルエンサーマーケティングと言い、これによって利益を挙げているインフルエンサーもいます。場合によっては、ステルスマーケティングとの線引きが難しいこともあり、規制の対象となる可能性もありますが、商品を提供しても実際に商品を紹介するのかをインフルエンサー自身に任せるのは、広報の一環となるためステルスマーケティングにはあたりません。しかし、あくまでもインフルエンサーは個人であり、スポンサーがその言動をコントロールする事はできず、インフルエンサーの発言によっては企業のイメージダウンに繋がる可能性もあります。