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編集部モモイ

AD JOURNAL編集部です。ウェブマーケティングや気になるトピックス、はたまた巷の気になる情報をお届けします。

【すべて洗い出し】リスティング広告外注のメリット・デメリット

少し前に「リスティング広告の外注先選びに迷ったら読む記事【確認ポイントは7つ】」という記事を書きましたが、そもそも自社で運用するのか、外注するのかというところも、大きな悩みだと思います。
まずは自社でやってみて続けていくのは難しいと判断したら外注する、という方向転換も当然考えられます。
しかし最短距離でリスティング広告運用の効果を得たいのであれば、その二つの選択肢の良し悪しを把握しておくのが望ましいでしょう。
今回はそんなメリット・デメリットを解説します。
ぜひ自社のリスティング広告施策にお役立てください。

リスティング広告を外注するメリット


それでは早速リスティング広告運用を外注するメリットを解説しましょう。

メリット1: 広告のプロが設定・運用してくれる

リスティング広告を外注する大きなメリットの一つが、その道のプロに設定や運用を任せることができることです。リスティング広告の運用を始めたい企業がまずつまづきやすいのが初期設定です。アカウントの取得や予算設定などの初期段階で必要以上に時間を取られてしまうことがあります。
また、いざ広告を運用するときには広告のキーワード選定や広告文の作成など、専門的な知識が必要となります。これらは一朝一夕に身に着くものではありません。間違った方向で進めてしまうと時間をかけた割に広告費に見合うリターンが得られないという結果につながってしまうのです。
その点代理店に外注すれば、プロの手を借りることができます。リスティング広告配信までのステップを短縮できるのみならず、効率良く運用してもらえるメリットは大きいでしょう。

メリット2: 広告の最新情報が入りやすい

Web広告業界は、絶えず進化をし続けています。もちろんリスティング広告も同じです。広告手法やトレンドが移りやすいこの業界にあたっては、情報を常にアップデートできるかが生命線とも言えます。
そういった最新情報がどこに流れやすいのかと言えば代理店です。代理店の社内で最新情報や広告の成功事例などが共有される他、横のつながりを活かして有益情報をキャッチアップすることもできます。最新情報やノウハウを持ち合わせている分、効果も期待できるということです。

メリット3: リソースを本業に充てることができる

リスティング広告の運用を外注せずにインハウスで行おうとする場合にはどんなリソースが必要でしょうか。ゼロから運用を始める場合にはその担当者が必要となることでしょう。つまり1人以上のリソースを確保しなければなりません。担当者が見つかったのはいいものの、知識や経験が浅い場合には膨大な時間をかけてそれらを身に着けていく必要があります。
それが効率悪いと判断し、経験豊富な熟練者を雇おうとすると今度は採用に伴うお金がかかります。このように、ゼロからリスティング広告を始めようとすると、人手・時間・お金という貴重なリソースを割かなければならないのです。
一方外注した場合には、費用はかかるものの、人と時間のリソースを他のことに割くことができます。
お金についても担当者を新しく雇用するよりも安く抑えられる可能性が十分あります。外注することでリソースを商品開発や営業などの本業に充てることができるのも大きなメリットなのです。

リスティング広告を外注するデメリット


続いてリスティング広告を外注する際のデメリットを解説します。

デメリット1: 外注費がかかる

リスティング広告を外注するには当然のことながら費用が発生します。外注費の相場をご存知でしょうか。リスティング広告の手数料には業界水準があり、そのフィーは20~30%と設定されています。
仮に月10万円の予算で広告運用する場合には2~3万円の手数料が発生するということです。これを安いと見るか高いと見るかは自社内で運用する場合の費用と比較してみると良いでしょう。
中にはより安い手数料で運用してくれる代理店もありますが、大切なのは広告運用の結果、成果につながるかどうかではないでしょうか。払う額に見合う、あるいはそれ以上の価値を提供してくれる外注先を選びたいものです。

デメリット2: 即時対応できない場合がある

インハウスでリスティング広告を運用する場合には、緊急時や繁忙期には自社スタッフにやむを得ず負荷をかけて対応してもらうこともできるでしょう。
一方外注した場合には、代理店もできる限りの対応はするものの、自社で運用するほどの柔軟性が見込めない場合もあります。代理店のリソースにも限りがあるためです。一
人の人間が数社~数十社を担当していることも珍しくないため、他の打ち合わせなどが入っている場合にはその分対応が遅れてしまうこともあります。
そのため、どれだけ早急に・柔軟に対応してもらえるのかは代理店選びの重要なポイントとなるでしょう。

デメリット3:広告運用ノウハウが自社内に蓄積されない

代理店に外注しするということは人手や時間を別のことに使うことができる一方で、広告運用の知見やノウハウが自社内に蓄積されないというデメリットもあります。したがって負担はかかるものの、経験値を自社内に増やしたいという場合にはインハウスで広告運用するというのも選択肢の一つとなるでしょう。
しかしながら社内担当者が万が一退職してしまうと、それまで培ってきたものが結局社内に残らなくなるというリスクもあります。
自社内で運用するにせよ、属人化させずにチームや組織全体で学びを共有するような環境づくりが必須と言えるでしょう。

まとめ


リスティング広告の運用をインハウスで行う場合も代理店に外注する場合も、それぞれ一長一短です。自社内で行えば広告運用のノウハウは蓄積されるものの、その分のリソースを割かなければなりません。
一方外注する場合は費用が発生するデメリットはあるものの、代理店の持つプロのノウハウや最新情報を頼りに広告運用を任せることができます。
広告運用する最終目的は、その広告から商品・サービスが購入され、売上が上がり、会社の利益を生むことでしょう。その視点から、どちらの選択肢がその目的を達成しやすいのかを見極めていくのが賢明だと言えるのではないでしょうか。