IMCとは、統合型マーケティング・コミュニケーションを意味する、「Integrated Marketing Communication」の略称です。

テレビや新聞、インターネット、店頭など企業が発信するあらゆるメディアを顧客の視点で統合することで、それぞれの役割を明確にし、効果を最大化しようとする考え方です。

IMCという考え方

1990年代初めに、アメリカのソースウェスタン大学のドン・E・シュルツ教授らを中心に提唱された考え方で、近年は企業のブランドイメージを高めるための取り組みとして注目されています。
インターネットが普及したことなどによるメディアの多様化や、技術の向上に伴った通信機器の発達など、コミュニケーションの手段は年々増えて来ていますが、こうした流れの中で顧客の行動の変化は日々、マーケティングコミュニケーションの形態を変化させます。

 

顧客の立場からマーケティング・コミュにケーションを構築するためには、組織内の各部署との連携が重要となります。例えば宣伝、広報、営業など各部署が連携をとり、様々なメディアの戦略を一貫することの他、それぞれの弱点が相互に補完されて全体として最適化されていくことが重要となります。