AARRRとは、グロースハックにおける顧客行動の分解モデルのことです。ユーザーの獲得(Acquisition:誘導)、ユーザーへの情報提供(Activation:活性化)、リピーター化(Retention:継続)、リピーターによる第三者へのシェア(Referral:紹介)、収益化する(Revenue:収益)というように、顧客の行動状態を五つのステップに分けたフレームワークのことで、頭文字をとってAARRRとなります。運営のデータ分析のためのフレームワークで、アメリカの起業家であるデイブ・マクルーアによって提唱されました。ユーザーの獲得や収益だけに偏ったマーケティングから脱して、様々な段階を認識すると共に施策を展開することで、計画的なサービスや商品を成長させることを目的としています。また、ユーザーの獲得ならば初回訪問をwebサイト、ランディングページなどのように各段階で更なる細分化が可能となっており、顧客行動を分析することによって、課題の解決を過程ごとに取り組むことが出来ます。サービスや商品がどの段階にあるのかが共通認識として明確化されることで、組織として戦略を立案、実践しやすくなることで、改善もしやすくなるというのが利点です。